「フォレンジック」とは、直訳すると「法廷の」という意味になります。かなり以前からあるサービス/ツール形態で、法廷に提出する証拠の収集を手助けするサービス/ツールを意味します。
近年では、実際に証拠になるデータはデジタルデータが多く、証拠として、デジタルカメラの写真や、PC上のメール、勤怠記録や表計算シートファイルなどを印刷して書証として提出することがよくあります。
その際に、「このPCにあったけど消してしまった」とか「このPCに入ってたけど、PCが起動しない」とか「このたくさんあるファイルのうちどれか」とか「画像ファイルだけど、なんか開けない」とか法律事務所の事務員や弁護士では手に余る証拠データが渡されることもあります。
そのようなときにどうにか証拠ファイルを取り出したり、復元したりするサービス/ツールが、従来的な意味での「デジタルフォレンジックサービス/ツール」です。
そのような証拠の確保だけでなく、証拠の発見を手助けするようなサービス/ツールも意味的にはフォレンジックサービス/ツールとして含まれます。
老舗なAOSグループ
私が以前法律事務所に事務員として勤めていた時から、AOSリーガルテック社がフォレンジックサービスを提供していた覚えがあります。
もちろん現在でもフォレンジックサービスを提供しています。現在では、AOSグループ以外の企業も出てきているようです。
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