Lit i View XAMINER の紹介

製品・サービス紹介

Lit i View XAMINER(リット・アイ・ビュー・エグザミナー)をご紹介いたします。

フォレンジックサービスの概要自体は、下記に解説記事を上げています。

サービスサイト

概要

「Lit i View XAMINER」は、AIを活用したデジタルフォレンジックサービスです。

こちらのサービスは従来型のフォレンジックサービスとは違い、必要なファイルが分かっていてそれを取り出し、確保するのではなく、証拠を見つけ出すためのサービスのようです。「従来のキーワード検索や人為的レビューだけでは見落とされてしまうことのあった重要な証拠データの確実な捕捉をサポート」するとのことです。

大量のメールデータを教師データとし、AIを活用することによって、人物の相関図や行動・振る舞い分析、ドメイン同士(組織同士)の相関図、メールの送受信状況の時系列把握などができるようになります。

メールについては、日本語特有の文字コードにももちろん対応し、多数のメールクライアントにも対応します。(なお、Gmailに対応するかどうかは記載がありませんでした。Gmailに対応していなくとも、Gmail上でPOP3/IMAPのいずれかをONにして、対応しているクライアントで受信することで対応が可能になると思います。)

メールについては、Gmailのように一連のメールをスレッド表示するように変更することも可能で、閲覧性やメールの文脈、時系列などを把握しやすくすることも可能です。

また大量のファイル解析によって、そのファイルの種類、保有者、日付、重要度などを解析し一覧できるようにし、参照者や転送状況などの履歴もまとめて閲覧することができるようになります。

上記のように、大量の証拠データを的確に整理し、閲覧・検索・検討しやすくする機能を有し、その結果をサーバー・クライアント形式で閲覧できるため、複数人で同時に解析を行えるようになります。

証拠を確保するのではなく、発見するためのサービス

従来型のフォレンジックサービスとはちょっと違いますが、AIと組み合わせて新しい証拠を発見する、ないし、発見すべき証拠を見落とさないためのサービスとなります。

AIでなくてはできないことをAIに任せ、人がそれをチェックするというのは、現行のAIの使い方としては最適かつ最善だと思いますし、大量の証拠から何かを見つけないといけないときに良いサービスかもしれません。

捜査機関にはすでに提供されている?

調べていて、下記の記事を見つけました。同名で同内容のサービスなので、同じもの、もしくは元となったソフトウェアの記事かと思います。本サービスは「国内の各捜査機関からの意見・要望、そして当社の長年のフォレンジック調査経験を集約したもの」となっており、「2013年9月より警察等官公庁へ本格的に提供を開始」とされています。

2013年といえば、AI技術は当然あったものの、ディープラーニングの衝撃が2012年ILSVRCからですから、ぎりぎりディープラーニングが導入されているのか、それともディープラーニングよりも前のAI技術なのかなのかですが、相当の開発コストをかけているかと思います。

料金

サイト上には料金記載がありません。

一般顧客向けではないのであくまで参考情報ですが、下記記事によると、「同ソフトウェアの価格はデータ容量別で、200GBの場合(パソコン5台分のデータを同時に調査可能)年間契約150万円~、警察・司法・政府等法執行機関向けに販売していきます。」となっています。

提供会社

株式会社FRONTEO(旧社名:株式会社UBIC)によって提供されています。

関連サービス

競合サービス

厳密な意味での競合サービスはありません。

一応同ジャンルのフォレンジックサービスとしては、下記のAOSファストフォレンジックがあげられます。

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